300万円減でサインのロッテ清田、恐怖体験語る「あの2発は怖かった」

昨季好調から一転、成績落とした清田、5700万円で更改

 シーズン終盤の9月に2度も頭部死球に見舞われたロッテ清田育宏外野手が3日、ZOZOマリンスタジアムで300万円減の5700万円(金額は推定)で更改した。昨季は130試合出場で打率.317、67打点、15本塁打をマークしたが、今季は打率を2割台前半(.225)まで下げ、38打点、6本塁打に。途中は2軍落ちするなど打撃に苦しんだが、若干の期待料も含めて、小幅なダウンにとどまった。

「納得いく打席が少なく苦しかった。思い通り進まない1年だった。頭にデットボールを当てられると、脳が勝手に反応して腰が引ける。あの2発は怖かった。お医者さんからリラックスする薬とかもらったりした」

 そう恐怖体験を語ったが、不振の原因は、自分のタイミングで振れなくなったこと。「バットが外回りするとか、頭ではわかったいても、体がついていかなかった。(自分のタイミングでバッティングが)できる時もあるが、長く続かなかった」と悩みを打ち明けた。

 下半身のキレを増すため、今までは走り込みを主としてきたが、「シャトルランとかで、身体のキレと柔軟性を目指すトレーニングを取り入れていきたい」と新たな取り組みも考えている。CSファーストステージでは、CS史上初の2試合連続初回先頭打者アーチなど、復調の兆しは見える。「シリーズをマリンでやりたい。個人的には143試合出たことがないので、個人の目標として(全試合出場を)やっていきたい。打点が一番欲しい」と話した。

【了】

フルカウント編集部●文 text by Full-Count

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