169キロの強烈ライナーが右手首に直撃 マウンド上で悶絶する右腕に球場騒然
打撲と診断、翌日にはキャッチボールも
■パイレーツ 6-5 マーリンズ(日本時間5日・ピッツバーグ)
パイレーツの23歳右腕ミッチ・ケラー投手が3日(日本時間4日)の本拠地マーリンズ戦で打球を右手首に直接受けた。2回1死でギャレット・クーパーの放った強烈なライナーが右手首を直撃し、ケラーのグラブに直接収まった。ケラーはマウンド上で右手首を押さえながら悶絶。そのまま交代した。
試合を中継したAT&Tスポーツネットの解説スティーブ・ブラス氏は「これはまずいですね。何も保護するものがありませんから。打球がもろに当たっています。105マイル(約169キロ)でした」と声を潜め、実況のジョー・ブロック氏は「パイレーツの貴重なプロスペクトは今かなりの痛みに襲われています。そして球場が静まり返っています」と様子を説明した。
状態が懸念されたが、パイレーツはツイッターで「最初の検査では右手首の打撲と診断された。様子を見ていくことになる」と説明。ピッツバーグの地元紙「ピッツバーグ・ポストガゼッタ」は負傷翌日(4日)にキャッチボールを行ったことに触れ、木曜日(5日)にブルペン投球を行う可能性があるが、その前に状態を見ることになる」と伝えた。