1試合で白星&本塁打&野手でプレー! レッズ投手がベーブルース以来98年ぶり偉業

本塁打を放ち、勝利投手となりセンターの守備にも就いたレッズのマイケル・ローレンゼン【写真:Getty Images】
本塁打を放ち、勝利投手となりセンターの守備にも就いたレッズのマイケル・ローレンゼン【写真:Getty Images】

レッズのローレンゼンが7回から登板すると、勝利投手になり、本塁打を放ち、中堅守備に就く

■レッズ 8-5 フィリーズ(日本時間5日・シンシナティ)

 レッズのマイケル・ローレンゼン投手が4日(日本時間5日)、本拠地で行われたフィリーズ戦で、“野球の神様”と言われたベーブ・ルース以来となる偉業を達成した。それは1試合で勝利投手となり、かつ本塁打を打ち、そして野手として守備にも就くというもの。1921年6月13日以来、98年ぶりの偉業となった。

 27歳のローレンゼンはこの日が今季66試合目の登板となったレッズのリリーバー。この日、1点リードで迎えた7回から登板した。7回1死一塁からブルースに25号本塁打を浴びて同点に追いつかれた。だが、レッズはその直後にホセ・イグレシアスがソロ本塁打を放ち、勝ち越しに成功。ロレンゼンに勝利投手の権利が転がり込んだ。

 8回もマウンドに上がったローレンゼンは、この回を3者凡退に封じてリードを守った。1点リードで迎えた8回には2死一塁で打順が回り、メジャー通算6本塁打を放ち打力に定評のあるロレンゼンが、そのまま打席へ。初球を捉えた打球は左翼スタンドへと飛び込む2ランに。メジャー通算7本目の本塁打がリードを広げる2ランとなった。

 ローレンゼンは9回、ベンチに下がらずに、なんと投手から中堅へと守備位置を変え、マウンドにはライセル・イグレシアスが上がった。この29歳の右腕がフィリーズ打線を3者凡退に封じてレッズが勝利。ローレンゼンが勝利投手になった。

 MLBスタッツの公式ツイッターは、このロレンゼンの快挙をレポート。「ローレンゼンはベーブルース以来(1921年6月13日)、同一ゲームで白星を掴み、フィールドでプレーし、本塁打を打った最初の選手になった」と、この偉業を伝えていた。

【動画】これが投手の打撃!? レッズの“二刀流”が打者顔負けの豪快スイングで衝撃アーチを放った瞬間

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