田中将大が二刀流・大谷称賛「信念を貫き結果を残してる」「凄いっすよ」
マー君が二刀流・大谷翔平の実力に太鼓判「凄さは十分わかっている」
ヤンキースの田中将大投手が6日、今季史上初の投打でベストナインに輝き、シーズンMVPに輝いた二刀流右腕・大谷翔平(日本ハム)を称賛した。
この日は都内で時計ブランド「HUBLOT(ウブロ)」のチャリティーイベントに参加。今季投手として3年連続2桁勝利、防御率1.86をマークし、打者としても打率.322、22本塁打、67打点と好成績を収めた22歳について「(活躍は)こっちに住んでる人よりは見てる数は少ないと思う」と前置きした上で「でも、凄さはそれでも十分わかってるつもり。体つきがルーキーイヤーに敵としてやった時とは違うなとは思いましたけどね」と語った。
大谷はプロ入り前からメジャー志向があり、この4年間、二刀流を貫いてきた。そして今季は投打で存在感を放ち、先日の契約更改では来オフ以降のメジャー移籍を容認された。その際、球団側はこれまでの実績を考慮した結果としている。
そんな右腕について田中は「色々彼は最初から今までも言われてますけど、その中でやっぱり自分の信念を貫き通して、プレーして、それで結果を残してるから何も言われない。それがやっぱり凄いと思います。なかなかそういう状況の中で成功を収めるのは難しいと思いますし。打席数とかイニングとか、今シーズン数字では規定に足りなかったかもしれないですけど、その中でも3割以上打って、20本以上ホームラン打って、防御率もあれだけ良くて、勝って。凄いっすよ」と称賛した。
今オフはダルビッシュ有投手(レンジャーズ)らを含めともに合同自主トレも実施。「(キャッチボールは)初めて、近い距離で軽くしかやってないので彼の本当の凄さはまだ見てないですけど、でもまあよかったですよ」と振り返る。
来季が日本ハムでの最終年となる可能性もある大谷。3年前に楽天からメジャーへと移籍した先輩右腕は「プレーヤーとしては凄いところをいっぱい見ているので、健康で1年、来シーズンも過ごしてほしいなというところが一番です」とエールを送っていた。
【了】
フルカウント編集部●文 text by Full-Count