ホークス工藤監督、いざ首位決戦へ「自分の力を信じて」「常に前を向いて」
2位西武と0.5ゲーム差も1勝すれば優勝マジックが点灯する
■西武 – ソフトバンク(11日・メットライフ)
ソフトバンクは11日からメットライフドームで2位の西武と2連戦を戦う。0.5ゲーム差で迎える首位決戦を前に、工藤公康監督が心境を語った。
0.5ゲーム差で迎える西武との2連戦。ソフトバンクが1勝すれば優勝マジックが点灯、2連敗か1敗1分で逆に西武に優勝マジックが点灯する運命の戦いだ。
「意識はありますよ、当然。選手も気持ちが入るでしょうし、注目して見てくれる人も多い。ビジターではありますが、来てくれるファンのために頑張ってもらいたいですね。プレッシャーを楽しむというのは難しいですが、楽しんで、自分の力を信じてやってほしいと思います」
初戦は11勝の高橋礼、2戦目は12勝の“ノーヒッター”千賀滉大の先発が予定されている。工藤監督も全幅の信頼を寄せて送り出す。
「こういう試合だからこそ、リラックスして楽しんでほしい。自分たちが攻めていく気持ちを失わずに投げてほしい。相手にも打てない球はある。キャッチャーを信じて、自分を信じて、ストライクゾーンに投げてもらいたいです」
さらに「勢いのあるチームはベンチも明るい」と、選手たちには明るさを忘れないことを求めた。「常に前を向いてやっていけば、明るさにもつながる。前向きな姿勢が大事です。すごく大きな試合ですから、緊張しない人はいない。でも『さあ、行くぞ!』という雰囲気を醸し出すのは声。みんなで声を出してやっていくのが、いい結果につながると思います」と呼びかけていた。
(藤浦一都 / Kazuto Fujiura)