まるで子供の喧嘩… 今季絶望者も出たパ軍内紛理由は「音楽を止めなかったから」

パイレーツのカイル・クリック【写真:Getty Images】
パイレーツのカイル・クリック【写真:Getty Images】

チームメートとの喧嘩により、クリックは今季絶望となった

 パイレーツのカイル・クリック投手がクラブハウス内で同僚のフェリペ・バスケス投手と喧嘩をして故障した件について、MLB公式サイトはクリックの“弁解”コメントを伝えている。

 AP通信によると喧嘩は9日(日本時間10日)のジャイアンツ戦の試合前に勃発。利き手の右手人差し指を負傷し、翌10日(同11日)に手術を受けた。2人とも契約違反として罰金が科されており、ニール・ハンティントンGMは「この2人の行為はメジャーリーグの選手として許されない」と苦言を呈したという。

 呆れかえる負傷劇…。MLB公式サイトはクリックが「自分を守るために、殴り返さなければならない。起こったことは不運だった」と正当防衛を主張しバスケスが先に“攻撃”を仕掛けたことを伝えている。それでも本人は大きく反省しているようで「このことには2人の敗者がいる。チームメートとの喧嘩で勝者はいない」と語っている。

 記事によると、クリックは来年のスプリングトレーニングに間に合う予定。クリックは2018年にアンドリュー・マカッチェン外野手とのトレードでジャイアンツからパイレーツに加入し、今季は52試合で3勝7敗、13ホールド、防御率4.96の成績だった。

 また、地元紙「ピッツバーグ・ポスト・ガゼット」は喧嘩の理由が「クリックがロッカーで流していた音楽をバスケスが止めるように頼み、クリックがそれを拒否したようだ」と明かしている。

 ナ・リーグ中地区最下位のパイレーツは、7月にもキーオン・ケラ投手がコーチ陣との口論で2日間の出場停止となるなど内部のトラブルが相次いでいる。

(Full-Count編集部=AP)

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