「投球スタイルが違ったのか…」鷹・千賀に西武辻監督も山川も脱帽
山川は「1つ1つの質が高く、打ち返すのは難しい」
■ソフトバンク 3-2 西武(12日・メットライフ)
西武は12日、本拠地メットライフドームでのソフトバンク戦(メットライフ)に敗れ、首位の座を1日で明け渡した。勝ったチームにマジックが点灯する大一番で、ソフトバンク先発の千賀を攻略出来ず。ソフトバンクのマジック「12」点灯を許した。
6日のロッテ戦でノーヒットノーランを達成していた千賀に8回4安打1失点と封じられ、13勝目を献上した。8月17日の対戦では1イニングで9点を奪うなど、決して千賀を苦手にしていたわけでない。だが、この日は4回までパーフェクトに封じられ苦しめられた。
鬼気迫る空気でマウンドに仁王立ちした千賀。西武の辻発彦監督は「今日はピッチングスタイルが違ったのか、スライダーが多かった。丁寧に力まずに投げていたし、(チャンスで)1本が出なかった」とコメント。これまでと幾分違う投球スタイルであったことを感じつつ、その投球に脱帽した。
この日千賀の前に3打数無安打に倒れた山川は「あのクラスの投手になると、来るボールが分かっていても1つ1つの質が高く、打ち返すのは難しい。アウトコースにきた155キロの直球を打たないといけなかった。いつもよりコンパクトに行ったが、前にいい当たりが飛ばなかった」と舌を巻いていた。
(安藤かなみ / Kanami Ando)