田中将大、11勝目逃す 5回4失点に指揮官「初めはシャープだったが…」
勝ち投手の権利持って降板も、リリーフのボークで白星消滅
■ブルージェイズ 6-5 ヤンキース(日本時間14日・トロント)
ヤンキースの田中将大投手は13日(日本時間14日)、敵地ブルージェイズ戦に先発登板したが、11勝目はならなかった。5回までに4失点。味方打線が逆転し勝利投手の権利を持って降板したが、リリーフが同点に追いつかれて白星は消滅した。ヤンキースも延長12回サヨナラ負けを喫した。
初回1死からビジオ、ゲレーロJr.と2者連続で3球三振に切り、わずか7球で3者凡退に斬った田中。だが、2回にグリチャックに26号ソロを浴びて先制点を奪われた。
4回には2死一塁からマグワイアに中越えの適時二塁打を浴びて2点目を献上。さらに、ヘルナンデスのゴロを処理したトーレスの送球を一塁手ルメイヒューが後逸(記録はトーレスの悪送球)して3点目を失った。
5回には味方打線が5点を奪って逆転。だが、その裏、ビジオに中前適時打を許して1点差に迫られた。後続を封じて1点のリードを守った田中だったが、5回8安打4失点で降板となった。
11勝目の権利を持ってマウンドを降りた田中だったが、7回に3番手オッタビーノが一、三塁でまさかのボーク。三塁走者が同点のホームに生還して田中の白星は消滅した。
延長12回にサヨナラ負けを喫したヤンキース。試合後、アーロン・ブーン監督は5回で降板となった田中について「タナカは初めはとてもシャープだった。だが、2つほどのミスがダメージとなった。でもいいところもあったと思う。ホームランを打たれ、4回、5回は厳しい投球となったが、彼は我々に勝つチャンスを残してくれた」と評価していた。
(Full-Count編集部)