デスパイネが交渉決裂でロッテ退団!「残念ながら更新は厳しい状況」

推定3年12億円を提示も折り合わず、獲得に関心のソフトバンクに移籍か

 ロッテで3季主砲として活躍したアルフレド・デスパイネ外野手の退団が決まった。来季の去就が注目されていたが、ロッテ林信平球団本部長は19日、ZOZOマリンスタジアムで、来季の契約更新を断念したと明らかにした。

 キューバ政府からの回答期限(今月中旬)が迫る中で、球団本部長は「返事は19日の月曜日になるのでは」と見通しを語っていたが、「土日をはさんで、いろいろやりとりしたが、残念ながら更新は厳しい状況。(条件の)競り上がりも検討したが、我々が考え得る数字より高く、(契約)更新は断念せざるを得ない状況で、長引かせてはいけないので、先ほど(交渉打ち切りを)通告しました」と話した。

 同本部長は先月21日からキューバを訪問、政府の担当者と直接残留交渉を行っていた。デスパイネ自身とも3日間食事を共にしながら本人の意向を聞き、「できる限りロッテでやりたい、と繰り返し言っていた。(政府側の)感触は悪くなく、その状況は変わっていない」と語っていたが、当初提示したとみられる3年12億円のという数字に上乗せしても、獲得に関心を示しているソフトバンクの提示条件とはかけ離れていたようだ。

「(他球団が)どこかとは言えないが、うちには厳しい数字。(デスパイネに)替わる選手をこれから考える。戦力を整えていかないといけない。また別の報告をできるように(したい)。なるべく早くとは思うが、これからです」と同本部長。3シーズンで54本塁打を記録した主砲の穴埋め補強を緊急で進めることになりそうだ。

【了】

フルカウント編集部●文 text by Full-Count

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