日ハム、鷹に敗れ優勝消滅&3位以下確定 栗山監督「可能性ある限り、最後まで」
有原が6回3失点で8敗目「チームに申し訳ないです」
■ソフトバンク 3-1 日本ハム(14日・札幌ドーム)
日本ハムは14日、本拠地でソフトバンクに1-3で敗れ、優勝の可能性が消滅すると同時に3位以下が確定した。
15勝目をかけて先発した有原航平投手は3回2死三塁の場面、痛恨の暴投によって先制点を献上した。1-1の同点で迎えた5回2死二塁ではグラシアルに勝ち越し右前打、6回には2死から松田に29号ソロを浴びて6回4安打3失点。8敗目を喫した右腕は「今日は粘ることができず、最後までずるずると悪い流れでいってしまいました。チームに申し訳ないです」とコメントした。
一方の打線はソフトバンクが繰り出した6投手の継投の前に計4安打。2回無死一、二塁で平沼が遊ゴロ併殺打に倒れて無得点に終わった。1点を追う4回にも無死満塁の絶好機を迎えたが、平沼が捕邪飛、宇佐見が遊飛に倒れ、得点は中島の押し出し四球による1点止まりだった。
試合を振り返った栗山英樹監督は「勝ち切らなきゃいけない試合なのでね。(でも)勝ちきれない」ともどかしさを口にした。先発の有原については「らしさもあったし、本人は悔しい思いがあったかもしれないですけど、なかなか点を取ってあげられないので」と評価した。
残り10試合に向けて指揮官は「可能性がある限り、最後まで行ききるしかないので。目一杯やっていきます」と語り、逆転でのクライマックスシリーズ進出に望みをかける。
(石川加奈子 / Kanako Ishikawa)