ダルビッシュは「今まで以上に必要」 PO進出争いでの登板に「楽しみなシナリオ」

カブス・ダルビッシュ有【写真:Getty Images】
カブス・ダルビッシュ有【写真:Getty Images】

4ゲーム差で追う地区首位カージナルス相手に2連続で先発の可能性

 12日(日本時間13日)の敵地パドレス戦で6回2安打無失点14奪三振と好投し、今季6勝目をマークしたカブスのダルビッシュ有投手。地元紙「シカゴ・トリビューン」は「カブスがパドレスとのシリーズで学んだ4つのこと」の1つとして、ダルビッシュが「今まで以上に必要とされている」ことを挙げている。

 この試合では2安打14奪三振ながら、球数が110球に達したため、6回で降板したダルビッシュ。記事では「ジョー・マドン監督は、ダルビッシュが5回に2つの四球を与え、6回までの投球数が110球になっていなければ、7回まで投げさせようと考えていたことからみても、このこと(ダルビッシュが今まで以上に必要とされていること)は明らかだ」と言及している。

 ナ・リーグ中地区2位のカブスは、13日(同14日)時点で、首位のカージナルスを4ゲーム差で追っている。ワイルドカード争いでは圏内の2位につけているが、3位のブルワーズが1ゲーム差で迫っており、負けられない戦いが続いている。記事では「マドン監督が木曜日の勝利の前に語ったように、カブスがプレーオフ出場を確実にするためには、やらなければならないことが多くある。ということは、ダルビッシュがシーズン終わるまでの間、大いに頼りにされるということだ」と残り17試合のキーマンとなるとしている。

 カブスが通常の5人のローテーション通りで残りのシーズンを進めれば、ダルビッシュは17日(同18日)のレッズ戦に先発。続いて22、28日(同23、29日)の首位カージナルス戦に連続で先発することとなる。記事では、23日(24日)には休養日を挟むため、間を詰めて27日(同28日)に先発することも可能だと言及。「または、ナ・リーグのワイルドカード争いで、十分にリードしていれば、彼を(今後、より重要な時まで)できるだけ長く休ませることも可能だ」としながら、「しかし、現時点で、カブスがワイルドカード争いで十分なリードを得ることは、かなり難しいだろう」と分析している。

 熾烈なプレーオフ争いの中でのダルビッシュの登板について、記事では「彼を取り巻く、今後の楽しみなシナリオだ」と期待。どの試合に先発しても、チームにとって重要な登板になるのは間違いない。

(Full-Count編集部)

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