ダルビッシュは「カブスのヒーロー」 米メディアがWC先発を予想「これがエース」
チームを牽引する存在と称賛「これをやってもらうために、カブスは彼と契約した」
14日(日本時間15日)時点で、ナ・リーグ中地区2位、ワイルドカード争いでは圏内の2位につけているカブス。このままいけばワイルドカード(WC)ゲームでナショナルズと対戦することになるが、一発勝負の試合に先発するのは誰だろうか。米スポーツ局「NBCスポーツ・シカゴ」のポッドキャスト「スポーツ・トーク・ライブ」では、専門家がダルビッシュ有投手こそ、その役にふさわしいとしている。
司会のデビッド・カプラン氏はダルビッシュが登板した12日(同13日)の敵地パドレス戦を振り返り、「カブスのヒーロー、ユウ・ダルビッシュ。14奪三振、6回を無失点に抑え、圧倒しました。カブスが心底必要としていた勝利でした。カブスがチームを牽引する選手を必要としていた時、ユウ・ダルビッシュがその男になりました」と大絶賛。地元紙「シカゴ・トリビューン」のコラムニスト、デイビット・ハウ氏も「はい、後半戦は彼がその男ですね。これがエースの役割です」と賛同した。
さらにハウ氏は「今季が始まった頃は、ペナントレースでユウ・ダルビッシュに頼れるわけがないと思っていました。これをやってもらうために、カブスは彼と契約したのです。彼のカーブは最高にエグイです」と言及。レポーターのケリー・クラル氏も「もしポストシーズンが明日始まるなら、彼が第1戦の先発投手ですね」と2人の意見に同調した。
クラル氏は「彼の登板は素晴らしかったです。2016年にはチームを牽引した選手が3人いました。今年はユウ・ダルビッシュがその1人です」と指摘。ワールドシリーズでインディアンスを下し、108年振りに世界一に輝いた2016年のチームと比較しながら、今年はダルビッシュが“リーダー”の一人になると言い切った。2016年には、実績十分のジョン・レスター投手や、ジェイク・アリエッタ投手が先発ローテーションを牽引していた。
地区首位のカージナルスとは3ゲーム差ながら、残り14試合のうち7試合が直接対決と地区優勝の望みも残っており、必ずしもワイルドカードを戦うわけではない。ただ、いずれにしてもダルビッシュが今後のキーマンとなることは確か。残りの登板試合にはますます注目が集まりそうだ。
(Full-Count編集部)