最大2億円増、減俸は1人のみ…投打個人タイトル獲得19人の来季年俸は?
投打個人タイトル獲得選手の大半が大幅増、億単位のアップも続出
12月も下旬に差し掛かり、各球団とも契約更改を終えつつある。今季も減俸となった選手、大幅アップを勝ち取った選手と様々。その中で、投打で際立った成績を残した選手たちはどのような評価を得たのか。ここでは投打の個人タイトル獲得選手の年俸推移を見てみたい。
両リーグを通じて最も大きな増額となったのはDeNAの筒香嘉智外野手だった。今季は最多本塁打(44本)、最多打点(110打点)の2冠を獲得。球団初のクライマックスシリーズ進出の原動力となり、ベストナインにも選ばれた。侍ジャパンの主軸も務める25歳を球団も高く評価。3倍増となる2億円アップの3億円で更改した。
筒香の2億円アップには届かないものの、億単位の増額を勝ち取った選手は複数いる。セ・リーグの盗塁王(30盗塁)に輝いた山田哲人内野手(ヤクルト)は1億3000万円増の3億5000万円でサイン。青木宣親外野手(現アストロズ)を抜き、日本人の球団史上最高額となった。今季は打率.304、38本塁打、102打点の成績を収め、史上初の2年連続トリプルスリー達成も大きなインパクトを残した。
セで首位打者(.344)と最高出塁率(.433)の2冠を達成した坂本勇人内野手(巨人)は1億円増となり、チームの日本人最高となる3億5000万円で更改。また、最優秀防御率(2.01)、最多奪三振(189三振)の2冠に輝いた菅野智之投手(巨人)も1億増となり、2億3000万円でサインした。27歳右腕はプロ5年目での2億円突破となった。