観客席でファンが乱闘→起訴される スタンドから転げ落ち、周囲も唖然「オーマイゴッド」
インディアンス本拠地で男3人が殴り合い、警備員もひっくり返る
■ツインズ 9-5 インディアンス(日本時間15日・クリーブランド)
インディアンス本拠地、プログレッシブ・フィールドでファン同士のすさまじい乱闘が起こった。地元メディア「FOX8 クリーブランド」はこの乱闘に加わったファンらが起訴されたと報じており、ツイッターでもこの大人気ない乱闘を収めた動画が拡散されている。
その“事件”が起こったのは14日(日本時間15日)に行われたツインズ戦、ダブルヘッダーの2試合目だった。記事によれば、56歳の男性と23歳の息子が、23歳の男性と口論になったという。しかし口論では収まらず、3人は取っ組み合いに。乱闘が起きた際に現場近くのエリアにいたファンたちは急ぎ足でその場を避けたという。
スタンドを転げ落ちながら殴り合いは続き、再び起き上がってもまた殴りあいが始まる……といった具合で、その場にいた警備員までひっくり返ってしまった。他のエリアにいた観客たちは「信じられない様子で傍観していた」とシーズンチケット購入者のベン・ブラグラーさんは同メディアに語った。
「家族連れがたくさん周りにいて、動揺していた少年もいた。そして事態が収拾した際、一人の女性が酷く動揺していて彼女は負傷したようだった」
このような派手な乱闘騒ぎにより、当事者3人は「治安紊乱(びんらん)行為」で起訴されたという。
ブラグラーさんと共に球場を訪れた9歳の娘はおびえていたようで、「彼女は何が起きたのかわかっていなかったから、泣いていた。転がる人たちの光景だけが彼女の目に入ったんだ。そしてただ叫んでいた人たちもいた。“オーマイゴッド、これは現実なのか?”とね」と語っていたという。
この日、インディアンスは2試合ともツインズに敗れており、特に1戦目はツインズの新人左腕スメルツァーから始まる継投で0封されていた。しかしブラグラーさんに言わせれば、この夜最も悲しかったことは「このことを娘に説明することだった」という。