イチロー、故郷で3000安打を報告 少年達に“金言”「限界より少し頑張って」
イチロー杯の大会長として毎年恒例のあいさつ「かけてあげたい言葉を少し探した」
今季、メジャー史上30人目の通算3000安打を達成したマーリンズのイチロー外野手が23日、愛知県西春日井郡豊山町の社会教育センターで「第21回イチロー杯争奪学童軟式野球」の閉会式に出席した。大会長として、毎年恒例のあいさつを行い、メジャー通算3000安打達成を報告。さらに「自分の限界よりも、もう少し頑張ってほしい」と、同大会で3位以内に入り閉会式に出席した野球少年たちにメッセージを送った。
イチローは毎年恒例の閉会式に出席。挨拶に立つ前には、主催者に“ツッコミ”を入れる場面も。主催者が、イチローが今季メジャー通算3300安打を達成したと説明してしまい、3030安打であると訂正した。
大会長挨拶では「今年の僕がみんなにかけてあげられる言葉を少し探してみました。今年メジャーリーグで3000というヒットを達成することができました」と報告。さらにこう続けた。
「こういうことがあると、たくさんの人から褒めてもらえます。そして、イチローは人の2倍も3倍も頑張っていると言う人が結構います。でも、そんなことは全くありません。人の2倍とか3倍頑張ることってできないよね。みんなも頑張っているから分かると思うけど。頑張るとしたら自分の限界…自分の限界って自分で分かるよね。その時に自分の中でもう少しだけ頑張ってみる。ということを重ねていってほしいなと思います」