西武本田圭佑、現状維持で契約更改 1軍では「真っ直ぐが通用しなかった」

U-23、ウインターリーグでは活躍も…来季は「まず1勝を目指したい」

 ウィンターリーグ参加のため、オーストラリアに派遣されていた西武の駒月仁人外野手、野田昇吾投手、本田圭佑投手の3選手が26日、埼玉県所沢市の球団事務所で契約交渉を行った。

 シーズン終了後、『第1回WBSC U-23ワールドカップ』日本代表メンバーに選出され、優勝に大きく貢献した本田圭佑は、現状維持の700万円での更改となった。侍ジャパンU-23代表で最多の3試合17イニングに登板し、1勝、防御率0.53の好成績。さらにオーストラリアでの好投で高い評価を得たものの、球側は「1軍で活躍してこそプロ野球選手」と説明した。

 プロ1年目の今季は、先発、中継ぎぞれぞれ1試合ずつの2試合に登板したが、0勝1敗、防御率7.71とシーズン中には結果を残すことができなかっただけに、本田自身も「シーズン前、『1軍でまず1勝』を目標にしていました。その中で、1年目で1軍で投げさせていただけたことはすごくよかったですが、結果が振るわず、改めて1軍打者との差を突きつけられました」と、納得のサインとなった。

 1軍経験の中では、特に「真っ直ぐが通用しなかった」と痛感したという。「コントロール、球威など、打者に『直球が怖い』と思ってもらえないと、抑えていけない。そこを磨いて、来年は開幕ローテーション、そしてまず1勝を目指したい」と、向上心たっぷりに語った。

 その他、貴重な中継ぎ左腕としてさらなる活躍が期待される野田は、22試合4ホールド、防御率3.93の成績が評価され、100万円アップの1300万円。プロ6年目の来季から捕手登録となることが決まった駒月は、20万円ダウンの510万円でそれぞれ更改した。

 これで、西武ライオンズは、所属する全選手が来季の契約更改を終えた。(金額は推定)

【了】

フルカウント編集部●文 text by Full-Count

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