DeNA筒香、巨人戦ベンチスタート 指揮官「バリバリやるのは難しい」4番は佐野
「スタメンでバリバリやるのは難しい。代打で出られるかどうかというところ」
■DeNA – 巨人(20日・横浜)
DeNAが主砲不在のスタメンで首位・巨人との直接対決(横浜)に挑む。20日の試合前練習時の囲み会見で、アレックス・ラミレス監督は4番の筒香嘉智外野手がスタメンを外れることを明言した。
19日の広島戦で6回の打席に右手小指付近に死球を受け、9回守備から途中交代した。ラミレス監督は「昨日よりはよくなっているが、スタメンでバリバリやるのは厳しい。代打で出られるかどうかというところで、先発ではない」と状況を説明した。
その後に発表したスタメンでは4番には佐野が入り、前日5打点で逆転勝利に貢献した梶谷を2番で起用する予定。捕手には伊藤光を先発起用し、前日に途中出場した嶺井が登録抹消。楠本が1軍練習に合流した。ラミレス監督は「捕手3人をキープしたかったし、山崎康と1番相性がいいので、嶺井の抹消は残念。苦渋の決断だった」と苦しい状況を吐露した。
マジック4の首位・巨人との地元での直接対決2連戦は、文字通りペナントレースの行方を左右する試合となる。指揮官は「前回の対戦は重要な3連戦と見ていたが、1勝2敗でマジック点灯となり、ゲーム差も開いてしまった。今回、またこんなチャンスのある状況になるとは思っていなかったが、また仕切り直しのつもりで、現状をしっかり見つめ直して戦いたい」と大一番に気合を入れ直した。「前回もそうだったが、連勝すれば巨人にプレッシャーをかけることができるので、この状況になったことを生かしたい」と、天王山の必勝を誓った。
(大久保泰伸 / Yasunobu Okubo)