清宮HR量産、名門休部、女子マネ問題…高校球界、2016年の10大ニュース
静岡の名門で甲子園出場決定翌日に監督退任表明騒動
2016年の高校野球界も様々な出来事が起きた。センバツは奈良・智弁学園が初優勝、夏は栃木・作新学院が54年ぶりに優勝を遂げた。年が明ければ、1月27日にはセンバツの出場校が発表になる。早稲田実・清宮幸太郎も1年夏以来の甲子園に帰ってくることも決定的と楽しみだが、2016年の高校野球の10大ニュースを振り返りたい。
○ミレニアム世代が本塁打
センバツの1回戦、京都・龍谷大平安と高知・明徳義塾の試合。2000年1月生まれの龍谷大平安の岡田悠希外野手がバックスクリーンへ本塁打。これが、2000年生まれの高校球児の甲子園1本目のアーチとなり、新たな時代の到来を予感させた。
○福島・聖光学院が夏の県10連覇
強豪・聖光学院が夏の福島大会決勝で光南を6-5の逆転で下し、10年連続13度目の甲子園出場を決め、戦後最長記録を更新した。07年から10連覇と県内で圧倒的な強さを発揮している。
○常葉学園菊川・森下監督退任が一転続投、甲子園後に退任
センバツ優勝経験を持つ静岡・常葉学園菊川。夏の静岡大会を制した翌日に森下監督が退任を発表。甲子園に出場せず、8月1日から同じ県内の御殿場西の監督に就任するというものだった。しかし、日本高野連が認めず一転、撤回して続投表明。選手に謝罪した。甲子園で敗退後に御殿場西の監督に就任するという騒動となった。
○智弁学園が春初優勝、最初から最後まで村上劇場
センバツ優勝した智弁学園は開幕カードに出場し、大会最終日の決勝まで戦った。6試合を一人で投げ抜いたエース・村上頌樹は決勝の高松商戦でサヨナラタイムリーを放ち、優勝を決めた。今大会の1球目を投げて、最後も締めるというまさに劇場だった。