レッズ左腕が大乱闘劇から更生、相手挑発にもベンチに“避難” 「やり返さなくてもいい」
レッズのギャレットは相手の挑発に乗らず、猛ダッシュでベンチに避難
■レッズ 3-2 カブス(日本時間19日・シカゴ)
7月に6人が退場処分が出る大乱闘劇のきっかけを作ったレッズの左腕アミール・ギャレット投手。18日(日本時間19日)のカブス戦では相手の挑発に乗らず、一目散に“避難”し前回の反省を生かしたようだ。MLB公式サイトもギャレットの優等生ぶりを称えていた。
7月30日(日本時間31日)のレッズ-パイレーツ戦ではギャレットが相手の挑発に怒り狂いそのままベンチに“突進”。6人が退場処分となる大乱闘劇の引き金となっていた。
だが、ギャレットは18日(同19日)のカブス戦では見違える姿を見せた。同点の9回2死走者なしからマウンドに上がるとシュワーバーを空振り三振に仕留めて雄たけびを上げたが、シュワーバーはこれに激怒。打席付近で立ち止まりギャレットに向かい大声で叫んだ。
ギャレットは反応し一度は立ち止ったが、猛ダッシュでベンチに引き下がり両手を挙げて無関心を強調したのだ。これにはMLB公式サイト「Cut4」は「これが意地悪な苛めっ子を扱うときの正しいやり方」と見出しを付けギャレッドの“逃走動画”を公開。
記事では過去の大乱闘の反省を生かしたギャレットを「今回は前回のようにチーム全員を巻き込んで、苛めっ子と対決しようとしないで、正しい行動に出た。彼は、過去の間違いから学んだようだ。彼は何もせず、走って逃げた」と、更生した姿を称えていた。
ギャレット自身も「子供達にね、誰かに挑発されても、やり返さなくてもいいんだよと示しかった」と、ベンチに逃げ帰った理由を語っていた。