カブス移籍の上原浩治、年末年始も休まず 「不安なくすには練習あるのみ」
42歳で迎える来季へ「不安だらけの毎日」、活躍できるか「ドキドキしてます」
レッドソックスからFAとなり、“世界一球団”のカブスと契約した上原浩治投手が1日にブログを更新し、新シーズンへの決意を綴った。上原は「2017年」のタイトルでファンに新年の挨拶をすると、「自分はカブス移籍が決まり、いまは不安だらけの毎日を過ごしてます。新しいチームに貢献できるのか…」と正直に胸の内を綴った。
レッドソックス在籍4年目の昨季は50試合登板で2勝3敗7セーブ18ホールド。防御率3.45はリリーフ転向後はワーストの数字で、8月には右胸筋を痛めて故障者リスト(DL)入りも経験。しかし、9月7日のパドレス戦で復帰してからは11試合連続無失点と快投を続け、地区優勝に大きく貢献した。
メジャー8年間で記録してきた通算のWHIP(1イニングあたりのヒット+四死球)0.864は、メジャーで400イニング以上投げた投手の中で歴代トップの数字。今オフのFAの目玉で、ドジャースと再契約したクローザーのケンリー・ジャンセンの0.893が2位となっている。イニング数が違うため単純比較は出来ないが、歴代最多セーブ記録(652)を誇るマリアノ・リベラでもWHIPは1.00で、上原の安定感は際立っている。
カブスと契約後、この事実を伝える現地報道もあり、右腕は「年内に嬉しい記事、素晴らしい記事をたくさん見て、頑張らなあかんって気持ちが大きくなったのはもちろん、はたして活躍できるのか…。ドキドキしてます(^_^;)」と記した。
今オフは年末年始でも休むことなく、「ずっと練習してます」という上原。最後は「不安を無くすには練習あるのみ。暖かい日々が続いてるから、投げることも順調にいってますよ(^-^)いい感じでスプリングキャンプを迎えることができますように…」と締めくくった。
42歳で挑む新シーズンへ向けて、向上心は尽きることがない。2年連続世界一を目指すカブスでも、獅子奮迅の活躍を見せてくれそうだ。
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フルカウント編集部●文 text by Full-Count