「1試合でも多く投げ、多く勝つ」今年29歳、斎藤佑樹は完全復活なるのか
7年目の20代ラストシーズンは新たな背番号「1」で、先発・中継ぎ問わず「やるしかない」
球団史上初の日本一連覇がかかっている2017年の日本ハム。今季中の完全復活が期待されるのは、斎藤佑樹投手だ。
昨季はオフから先発として勝負したが、開幕2軍スタート。5月5日に中継ぎとして1軍昇格し、初先発だった6月29日の西武戦(札幌ドーム)では5回途中5安打2失点。7月13日のオリックス戦(京セラドーム)で5回3安打無失点も勝ち星は付かず、7月28日の西武戦(西武プリンス)で3回2/3で6安打5失点で初黒星を喫した。
9月にリリーフで2試合登板したが、レギュラーシーズンでは3年ぶりに勝ち星はなかった。11試合に登板(先発は3試合)し、0勝1敗、防御率4.56。クライマックスシリーズ、日本シリーズでの登板機会もなく、プロ6年目のシーズンを静かに終えた。
300万円減の年俸2000万円でサインした11月29日の契約更改後の会見では「やっぱりチームが日本一になって、自分自身は活躍できなかった。悔しい気持ちです。先発で勝つことが出来なくて、その時から悔しい思いをしてました」と悔しさをにじませていた。