西武、24日にもパ連覇! “代打の神様”メヒアの決勝打でマジック2
同点に追いつかれた直後の8回2死満塁でメヒアは値千金の一打
■西武 5-3 楽天(23日・楽天生命パーク)
西武が苦しみながらも接戦を制し、自力で優勝へのマジックを「2」とした。23日、敵地・楽天生命パークで行われた楽天戦。同点に追いつかれた直後の8回2死満塁のチャンスで、代打メヒアが起死回生の走者一掃の適時二塁打を放ち、勝ち越しに成功した。2位のソフトバンクが勝ったため、マジックは1つ減って「2」に。24日のロッテ戦(ZOZOマリン)にも、2年連続のリーグ優勝が決まる。
4回、森の内野安打と中村、外崎の四球で1死満塁のチャンスを作り、山川が中前へ2点適時打を放って先制。先発の本田が7回にブラッシュに2ランを浴びて同点とされたが、このイヤな雰囲気を振り払ったのが、“代打の神様”メヒアのバットだった。
8回2死から中村、外崎、山川の3人が相次いで四球を選び、3連続四球で満塁のチャンスを作った。ここで西武ベンチはとっておきの代打メヒアを投入。簡単に2球で追い込まれたメヒアだったが、1ボール2ストライクからの4球目、内角の真っ直ぐを弾き返した打球は左中間にポトリと落ちた。3人の走者が次々に生還。大きな3点の勝ち越し点を生む一打となった。
8回はパ・リーグ記録をさらに更新する80試合目の登板となった平井がきっちり3者凡退に仕留めると、9回は守護神の増田が締めくくって、大きな1勝を掴んだ。マジックは2となり、24日のロッテ戦に勝ち、ソフトバンクが楽天に敗れると、2年連続のパ・リーグ優勝が決まる。
楽天は先発の岸が4回に2つの四球から先制点を献上。7回にブラッシュの2ランで追いついたものの、8回に登板した3番手ブセニッツが2死から3連続四球で満塁のピンチを招き、代打メヒアに痛恨の走者一掃の適時二塁打を浴びた。クライマックスシリーズ進出に向けて、痛い1敗を喫した。