米野球専門誌が前田健太の投球を詳細分析 「メジャーでも打者を打ち取ることは可能」と太鼓判

米専門誌が前田が先発した6日の巨人戦のピッチングを特集

 今オフにポスティングを利用してメジャー移籍する可能性のある広島の前田健太投手がレギュラーシーズン最終戦となった6日の巨人戦で敗戦投手となった。しかし、米メディアは8回3失点のピッチングを特集し、実力を評価。野球専門誌「ベースボール・アメリカ」が「ケンタ マエダがシーズン終盤にシャープさを披露」と報じている。

「広島が今オフにポスティングシステム(入札制度)で26歳の日本人右腕のメジャー挑戦を許可するという観測をもとに、メジャーの複数球団が今季、ケンタ マエダに密着して追っている。まだポスティングにかけられるか未定な段階だが、彼は自身のレギュラーシーズン最終戦で好投した。3つの平均以上のボールに加え、速球の制球の良さも見せつけた」

 記事ではそう評している。

 8回118球を投げ、10安打1四球7奪三振という結果以外に、失点の詳細についても記述。最初の失点はボークで許したもので、その後の2失点は99球目にいいチェンジアップを投げたものの、レスリー・アンダーソンに右中間に2点タイムリーを運ばれた、と報じている。

 前田はレギュラーシーズンで187イニングを投げ、両リーグ合わせて5位の防御率2・60。161三振、41四球というデータも紹介しながら、その速球を評価している。

「マエダのファストボールは印象的だった。時速90~94マイル(約145~151キロ)で、それまでの登板試合では87~94マイルだった(約140~151キロ) 。この日のファストボールは90マイルを下回ることがなかった」

 これまでスピードにばらつきが目立った速球が、巨人戦では安定したとしている。

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