西武・辻監督「意地見せてくれた」浅村、菊池ら主力抜けてもVの選手に脱帽
「選手の中にある主力抜けても戦えるんだという意地を見せてくれた」
■西武 12-4 ロッテ(24日・ZOZOマリン)
西武が24日、2年連続23度目のリーグ優勝を決めた。優勝マジックを「2」として迎えた24日のロッテ戦(ZOZOマリン)に12-4で勝利。2位ソフトバンクが楽天に敗れていたため、西武が王者に立った。試合後、歓喜の輪が出来上がり、辻発彦監督は選手たちの手で10回、千葉の夜空に舞った。
辻監督は優勝監督インタビューで「今年始まって連覇という目標に向かって出発して、中盤苦しかったけど、夏場からの頑張りは我々がびっくりするくらい頑張ってくれた」と最大8.5ゲーム差を逆転した選手たちを絶賛。「私は何もしてません。夏場になると選手はものすごい力を発揮してくれる。最後まで諦めずに戦ってくれました」と称えた。
昨季、リーグ優勝を果たしたものの、クライマックスシリーズでソフトバンクに敗れた。オフには浅村がFAで楽天へ、炭谷がFAで巨人へ、そして菊池がポスティングでマリナーズへと移籍した。投打の柱が一気に抜ける中でも、その強さを維持して頂点へと駆け上がった。
辻監督は「今年はしんどい戦いになると思っていた。選手の中にある主力抜けても戦えるんだという意地を見せてくれたと思います」と語り、残された選手たちが発揮した驚異的な力に脱帽した。
2年連続でリーグの頂点を手にし、次なる目標はCS突破、そして日本シリーズ制覇だ。指揮官は「ここまでくることできた。さらにチーム1つにして勝ち抜いて、日本シリーズ行けるように頑張ります」と語り、昨季敗れたCSでの雪辱を誓っていた。
(Full-Count編集部)