菊池雄星が今季最終登板へ 連覇の西武には日本一期待「陰ながら応援したい」
前日にブルペン入りして調整「1年いい形で終わりたい」
■マリナーズ – アストロズ(日本時間26日・シアトル)
マリナーズの菊池雄星投手が翌日に今季最終登板を控えた24日(日本時間25日)、ブルペン入りし変化球を交え14球を投げた。その後にダッシュや瞬発系の動きで汗を流した。
今季“ラス投”の相手は、22日(同23日)にア・リーグ西地区3連覇を決めているアストロズ。チームは今季17戦で1勝16敗と大きく負け越し、菊池もここまで3戦に登板して0勝1敗。20本塁打以上を放つ打者が7人、打率はリーグ1位の強力打線に菊池は意気込みを語った。
「このチームを倒さない限りは上位は見えてこないので。最後を抑えてチームとしても自分自身としても、1年いい形で終わりたいなっていうのは本当に強いですね」
前回7日(同8日)は5回0/3を投げて1失点と力投しながらも勝敗は付かず。4度目の対戦へは相手の手の内も知ることから勝負への意欲は高まっている。
「とにかく結果が欲しいので。最小失点でとにかく長いイニングを1イニングでも1アウトでも多く取りたいっていうのはやっぱりありますし。チームとして1勝しかできてないっていうのは本当に悔しいことですし。来年につながるそういうピッチングをしたいと思います」
有終の美を飾る登板へ古巣・西武ライオンズの2年連続リーグ優勝も左腕の背中を押す。シーズン中から毎朝の目覚めとともに結果をチェック。昨季はクライマックスシリーズ、ファイナルステージで2位ソフトバンクに敗れ日本シリーズを逃した苦い思い出がある。
「なんとか日本シリーズ、そして日本一というところを。僕も陰ながら応援したいなと思っています。辻さんをみんな胴上げしたいという僕もその思いでやってましたしね。そういう一体感がどのチームよりもあるのかなと思います」
背番号「18」は古巣からのパワーももらい、メジャー1年目を締めくくる。
(木崎英夫 / Hideo Kizaki)