ハム連覇へ、補強ポイント埋める24歳左腕獲得 栗山監督「ローテ入り期待」

昨季メジャー25試合登板のベネズエラ出身エスコバー「補強ポイントだった左のパワーピッチャー」

 日本ハムは11日、前インディアンスの左腕エドウィン・エスコバー投手と契約合意に達したと発表した。

 エスコバーはベネズエラ出身の24歳。2008年に16歳でレンジャーズに加入し、ジャイアンツを経て、2014年に移籍したレッドソックスでメジャーデビューした。昨年4月に戦力外となり、ダイヤモンドバックスと契約して25試合に登板。シーズン終了後にはインディアンスに移籍していた。

 メジャー通算27試合登板で1勝2敗、防御率7.01。昨季は25試合登板(2試合に先発)で1勝2敗、防御率7.23だった。3Aでは通算63試合に登板(48試合に先発)し、12勝16敗、防御率4.63の成績を残している。

 昨季、10年ぶりの日本一に輝いた日本ハムは、ブランドン・レアード内野手、ルイス・メンドーサ投手、クリス・マーティン投手が残留したものの、日本シリーズで活躍したアンソニー・バース投手はメジャー復帰を目指して退団していた。

 エスコバーは「以前から日本のプロ野球に関心を持ち、いつかは挑戦したいと強く望んでいた中、ファイターズから最高の機会をいただきました。家族共々、感謝の気持ちでいっぱいです。日本という素晴らしい国、素晴らしい人々の中で新たな生活が始まることを楽しみにしています。何より、ファイターズのメンバーとして連覇に挑戦できることに、すでに気持ちが高ぶっています」とコメントを発表。

 また、栗山英樹監督は「補強ポイントであった左のパワーピッチャーの獲得が決まり、大変心強く思います。昨年はメジャーで25試合登板、しかも24歳という若さでファイターズの一員となることをよく決断してくれました。常時150キロ級のストレートを投げ、先発とリリーフの両方を経験しているのは大きな強みです。現状でもローテーション入りを期待していますが、駐米スカウトの報告からは日本への順応性とまだまだ成長する可能性を感じます。日本一連覇への貢献はもちろん、彼自身の野球人生が大きく飛躍することを信じています」とコメントしている。

【了】

フルカウント編集部●文 text by Full-Count

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