菊池雄星「答えは来季どう出せるか」メジャー1年目を終えての一問一答
最終登板は6回2失点「来季に繋がるピッチング」
■アストロズ 3-0 マリナーズ(日本時間26日・シアトル)
マリナーズの菊池雄星投手は25日(日本時間26日)、本拠地でのアストロズ戦に先発した。6回2失点と好投したものの、味方の援護がなく、今季11敗目を喫した。メジャー1年目は32試合に先発して6勝11敗、防御率5.46で終えることになった。
アストロズ戦後の菊池の一問一答は以下の通り。
――今季最後の登板を振り返って。
「最後の試合勝ちたかったですけど、久しぶりにいいパフォーマンスが出せて来季に繋がるピッチングができたので、いい部分も多かったかなと思います」
――初回に2点を失ったが、立ち直った。
「決してボール自体は悪くないと思ったので、2回からは切り替えて。結果的にあの2点が大きかったですけど、そこからゼロでいけたのは良かった」
――かなり気持ちが入っているように見えた。
「最後の試合ですし1球1球悔いがないように投げようと思った結果、ストレートもいいボールいってましたし、全体的に立ち直れたかなと思います」
――6回を投げ終え、サービス監督とハグ。
「監督はずっと1年間打たれることもあったんですけど、監督室に呼んでくれて、毎週のようにケアしてくれて、そういう支えがあって1年間ローテを回れたと思いますし、本当に感謝しています。ただこういう悔しい数字が多い中でこの経験を来季、監督のためにもチームのためにも繋げていきたいと思います」
――来季に繋がること、学んだこと。
「普通のことを普通にやる難しさを感じましたね。日本でやってきたことを出せれば、今日のような、春先のような形で試合を作れるけど、なかなか中4日とかでスケジュールや環境が違う中で、安定して自分の持っているものを出す難しさは1番感じました」
――最後の登板を終えて。
「1年間ローテを回らせてもらって、この答えは今出るものではなく、来季どういうパフォーマンスが出せるかで、この1年の経験が肯定的になるのか、そうでないのか決まってくる。休んでいる暇はないし、すぐ体動かしたい、やることは山積みだなと」
――メジャー1年目は。
「悔しい思いの方が強い。ホームランをこんなに打たれたこともなかったし、防御率も含めて数字的には悔しい。1年、チームの方針でローテを回らせてもらったので、来年次第というか、そこにどれだけのパフォーマンスをどれだけ出せるか、そこに責任をもってオフ取り組みたいです」
――この1年で得たものは。
「たくさんあります。1つや2つじゃなく、野球だけでなく、たくさんのことを学びました。全ては来年。来年のシーズンにどういう形で投げられるかに全力を注いでいく。宿題はたくさんある。質の高いオフにしたい」
(木崎英夫 / Hideo Kizaki)