カブス上原浩治に強力な援軍 人望厚い元女房役がカブス首脳陣入り

2013年レッドソックス世界一でバッテリーを組んだロス元捕手

 カブスは13日(日本時間14日)、昨季限りで現役引退を発表していたデービッド・ロス元捕手をベースボール・オペレーションズ部門のスペシャルアシスタントとして採用すると発表した。

 2002年にドジャースでデビューして以来、15年で7球団を渡り歩いた経験を持つロスは、控え捕手ではあったが人望が厚いことで知られる。2009?12年を過ごしたブレーブスでは、斎藤隆氏(現バドレス・スペシャルアドバイザー)や川上憲伸氏とバッテリーを組み、2013年に移籍したレッドソックスでは、上原浩治投手(カブス)や田澤純一投手(マーリンズ)と共に世界一に輝いた。
 
 レッドソックス時代に専属キャッチャーとなっていたジョン・レスターのカブス移籍に伴い、2015年に移籍。昨季は108年ぶりの世界一を味わい、ユニフォームを脱いだ。

 今季からカブスに移籍することになった上原にとって強力な味方と言えるだろう。初めてのナ・リーグ球団であると同時に、カブス本拠地リグリーフィールドは打者有利の球場だ。ロスはレッドソックス時代から上原の投球術を高く評価しており、41歳右腕の持ち味を生かした投球ができるよう的確なアドバイスを送ってくれるだろう。

 かつての女房役のアシストを受けながら、カブスの連覇に貢献したい。

【了】

フルカウント編集部●文 text by Full-Count

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