ドジャース傘下の北方悠誠が豪州リーグに参戦! 所属チーム「日本の天才が入団」
チームの最高経営責任者ウッド氏は「力を発揮できることに興奮している」
今季、BC栃木からドジャースとマイナー契約を結んだ北方悠誠投手が26日(日本時間27日)、今オフ、オーストラリアリーグ(ABL)のオークランド・トゥアタラでプレーすることが発表された。球団公式サイトが伝えている。
今季はじめはBC栃木でプレーしていた北方は、開幕戦で最速158キロを出して強烈な印象を残した。その後の活躍がスカウトの目に留まり、5月にドジャースとマイナー契約を結ぶ。その後はルーキーリーグで主にリリーフとして13試合に出場し、0勝1敗1セーブ防御率7.20の成績を残した。
そして今オフは、オーストラリアリーグに所属するオークランド・トゥアタラでプレーすることになった。同球団はニュージーランドが本拠地で、昨年はロッテの酒居知史、種市篤暉両投手と平沢大河内野手がプレーした。
北方の入団決定を受けて球団公式サイトでは「日本の天才が入団」との見出しでこれまでの経歴を紹介している。その中でチームの最高経営責任者であるリーガン・ウッド氏は「我がチームでユージョーが力を発揮できることに興奮している」とコメント。同時に「彼はABLで本当にうまくいくと思うし、今季ユージョーがチームに加わることを楽しみにしている」と大きな期待を寄せている。
近年のABLはオーストラリアの選手だけではなく、若手からベテランまで世界中から選手が集まり切磋琢磨している。リーグは昨年からオークランドとジーロング・コリアの2球団が増えて8球団で運営されており、選手のプレー機会も増えた。
今季のABLは11月21日から始まり、オークランドの初戦の相手はパース・ヒート。現時点で北方の具体的な起用法は発表されていないものの、ここで好成績を残せばさらなる飛躍へのきっかけを掴めることだろう。今後の活躍に注目だ。
(豊川遼 / Ryo Toyokawa)