菊池雄星、今オフも西武勢と合同トレ構想明かす 「一緒にやるかもしれません」
来季に向けチェンジアップに磨き「もっと使えるようにしたい」
マリナーズの菊池雄星投手は26日(日本時間27日)、本拠地T-モバイル・パークで遠投とキャッチボールで調整。今季最終登板となった前日のアストロズ戦で約4カ月ぶりとなる100球を投げたが「疲れはありませんよ」と話し、右翼ポールから中堅を4往復するランニングも行うなど、精力的に動いた。
有終の美を白星で飾れず、メジャー1年目を6勝11敗、防御率5.46で終えた菊池。2年目に向けて「宿題がたくさある」と捉えるオフは、トレーニングの拠点を温暖なアリゾナに置く。11月には高校までともにプレーした友人を呼び寄せ、本格的な投球練習を再開するという。
前日の登板で6月から精度を欠いていた直球に手応えをつかんだ左腕は、来季に向けカッターやツーシームなど球種を増やす意向はなく、シーズン終盤で使える目処が付いたチェンジアップを「もっと使えるようにしたい」と磨きをかける。
今年の渡米前の冬場に共に自主トレを行った古巣西武の佐野泰雄、平良海馬、高橋光成の若手選手らとのアリゾナ合同自主トレも構想にあるようで「(来年)1月には一緒にやるかも知れません」。
2年目の飛躍に向けて、菊池はオフの準備を着々と進めている。
(木崎英夫 / Hideo Kizaki)