巨人阿部、引退試合で劇的本塁打 大歓声の中、8回の守備で退く
第2打席に右翼席へプロ通算406号ソロ本塁打
■巨人 – DeNA(27日・東京ドーム)
今季限りでの現役引退を表明した巨人・阿部慎之助捕手が27日、本拠地最終戦となるDeNA戦で引退試合に臨み、「4番・捕手」で先発出場。2回から一塁の守備に回ると、8回の守備に就いたところで交代を告げられた。阿部は大歓声の中、一塁ベンチ前に並んだ原監督をはじめ、コーチ、選手と笑顔でタッチを交わし、退いた。
阿部は2回先頭で迎えた第1打席はフルカウントから四球。1点を追う4回の第2打席で中川虎の146キロをとらえて弾丸ライナーで右翼席へ。プロ通算406号となる今季7号ソロを鮮やかに右翼席中段に突き刺した。第3打席は5回1死二、三塁から浅い中飛。7回の第4打席は二飛に倒れた。
阿部の捕手としての1軍公式戦出場は2015年6月6日のソフトバンク戦以来、実に1574日ぶりだった。2回に2番手・澤村と握手を交わすと一塁の守備に回った。スタンドでは阿部の入団1年目の2001年に指揮を執った長嶋茂雄終身名誉監督も観戦。19年間の現役生活を終える阿部の雄姿を見守った。
(Full-Count編集部)