巨人阿部が引退記念試合で劇的弾、広島は赤松の引退試合飾れず…27日のセ・リーグは?
巨人坂本勇40号、ドラ6戸郷がプロ初勝利 竜のドラ1根尾は出場機会なし
セ・リーグは27日、各地で2試合が行われ、巨人、中日がそれぞれ勝った。優勝を決めている巨人は引退試合となった阿部が同点ソロを放つなど、DeNAに快勝。中日に敗れた広島は勝率5割で全日程を終了し、3位を確定できなかった。クライマックスシリーズ進出は3試合を残す阪神の動向次第となった。
巨人は6-4でDeNAに勝った。2点を追う4回に坂本勇が40号ソロを左翼席へ、阿部が7号ソロを右翼席に運んで同点。5回には2死満塁で炭谷が6号満塁弾を放ち、試合を決めた。「4番・捕手」で先発した阿部は二回に一塁へ回り、8回の守備直前に交代。四球、本塁打、中飛、二飛の3打数1安打だった。坂本勇は球団生え抜き右打者では単独最多の40号。5番手で登板したドラフト6位入団の高卒ルーキー戸郷が4回無失点の好投でプロ初勝利を挙げた。DeNAは3回にソトがリーグトップの43号2ラン。9回にはロペスの31号ソロなどで追い上げたが及ばなかった。
広島は1-4で中日に敗れ、70勝70敗3分けで全日程を終了。3位を確定できなかった。4位の阪神が残り3試合を全勝すればCS進出の道が絶たれる。1点を追う広島は5回、中日の先発・小笠原の暴投で同点に追いついた。しかし7回、先発のジョンソンが木下拓に適時二塁打を許して再び勝ち越され、さらに代打・堂上に12号2ランを浴びて万事休した。7回途中4失点のジョンソンは8敗目(11勝)を喫した。引退試合に臨んだ赤松は9回に中堅の守備に就いた。中日は小笠原が7回6安打1失点の粘投で3勝目(1敗)。この日初の1軍昇格を果たしたドラフト1位ルーキーの根尾は出場機会がなかった。
○は順位確定
○1 巨人 142試合77勝63敗2分 優勝
○2 DeNA 142試合71勝68敗3分 5.5
→3 広島 143試合70勝70敗3分 1.5
→4 阪神 140試合66勝68敗6分 1.0
→5 中日 141試合68勝71敗2分 0.5
○6 ヤクルト 142試合58勝82敗2分 10.5
(Full-Count編集部)