引退イチロー氏に続いて“キング”が退団へ 全米から惜別の声「感情的なシーズン」

マリナーズのフェリックス・ヘルナンデス【写真:Getty Images】
マリナーズのフェリックス・ヘルナンデス【写真:Getty Images】

3月にイチロー氏が引退、ヘルナンデスはマリナーズとの契約最終年

■アスレチックス 3-1 マリナーズ(日本時間27日・シアトル)

 今季限りでの退団が確実なマリナーズのフェリックス・ヘルナンデス投手が26日(日本時間27日)のアスレチックス戦で本拠地最後の登板を果たしたことを受け、全米各地のメディアから惜別の声があがった。今季は、イチロー氏が3月に東京で行われたアスレチックスとの開幕戦後に現役を引退。長年にわたってチームをけん引してきた2人がマリナーズのプレーヤーでなくなることに、ツイッターには感傷的なコメントが相次いだ。

 マリナーズの地元テレビ局「KREM2」のレポーターであるケーシー・デッカー氏は「『イチローが日本で引退』『エドガー(マルティネス)の野球殿堂入り』『フェリックス最後の投球』マリナーズファンとしては、とても感情的になるシーズンだった。それは、何事にも変えられない経験だった」と投稿。一方、アスレチックスの地元ラジオ局「KHTK」のパーソナリティ、カーマイケル・デーブ氏は「(アスレチックスが)素晴らしいシーズンを送ったことに加えて、我々は今年、2人の特別な選手を見送ることができた。イチロー、そして、今、フェリックス。とても素敵なことだ」と綴った。

「ファイナンス・コロンビア」の編集者でフリージャーナリストのジェレッド・ウエィド氏は「想像するに、グリフィーJr.、イチロー、そして、フェリックスがいた頃のマリナーズは、マリナーズファンではない人達からの支持率も最高だっただろうね」と惜別。イリノイ州のテレビ局「WCIA3」のアナウンサー、クレイグ・チョート氏も「オー、ノー! イチローとフェリックスが引退したので、マリナーズファンのアンシー(ケンタッキー州のテレビ局「WDRB」のレポーター)は、マリナーズの選手の名前を一人も上げることができなくなった」と嘆いた。

 マリナーズの歴史を築いてきた2人の名プレーヤーが来季以降はプレーすることはなくなり、特別な感情を抱いている人はファンにもメディア関係者にも多いようだ。

(Full-Count編集部)

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