マーリンズ右腕の兄弟が母国ドミニカ共和国で刺殺 米複数メディアが報じる
2015年のWS直前には父が病死、今季からイチロー&田澤の同僚に
今季からマーリンズでプレーするエディソン・ボルケス投手の兄弟が、母国のドミニカ共和国で刺殺されたと米複数メディアが報じた。記事によると、ボルケスの兄弟のブランディ・ボルケスは、サント・ドミンゴの理容室で刺され、その後、亡くなったという。
米FOXスポーツ電子版はこのニュースを伝え、ロイヤルズの一員として出場した2015年のワールドシリーズ開催前に、ボルケスが家族を失っていたことを振り返っている。
「ボルケスは2015年ワールドシリーズ初戦での先発前に家族を亡くす悲劇を経験した。父が心臓病を伴う合併症により死去している。6回を投げてマウンドを降りるまで、彼は父の死を知ることはなかった」
この試合では自身に白星こそつかなかったもの、6回6安打3失点の力投でチームを勝利に導いていた。記事では、この試合のあとにボルケスがチームを離れて父の葬儀に参列し、再び合流して第5戦で先発したことも記している。右腕は再び6回2安打2失点(自責1)と好投し、ロイヤルズはこの試合で30年ぶりの世界一を決めた。
ボルケスは昨季終了後にロイヤルズをフリーエージェントとなり、マーリンズと契約。今季からイチロー外野手、田澤純一投手とチームメートとなる。
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フルカウント編集部●文 text by Full-Count