広島が緒方監督の「退団」を発表 3連覇達成の名将は通算勝率.568で退任
33年間着たカープのユニホームを脱ぐことに、CS逃し「監督としての責任」「申し訳ない気持ちでいっぱい」
広島は1日、緒方孝市監督が球団に辞任の意志を申し入れ、了承されたと発表した。リーグ3連覇を達成した名将は5年で退任することとなった。
緒方監督は1986年にドラフト3位で広島に入団し、2009年まで23年間、広島一筋でプレー。通算1808試合出場で打率.282、241本塁打、725打点、268盗塁の成績を残した。
引退後も球団に残ってコーチを務め、2015年から監督に就任。1年目は4位に終わったものの、2016年から球団史上初の3連覇を達成。しかし、今季は70勝70敗3分と勝率5割に終わり、最終戦で勝利した阪神に抜かれて4位に転落。4連覇に届かなかっただけでなく、CS進出も逃した。
広島は球団公式HPで「緒方孝市監督 退団のお知らせ」と発表。指揮官は「今シーズンをもってユニフォームを脱ぐこととなりました。ファンの方にも大きな力をいただいて、この5年間監督としてやってこれたと思っています。監督に就任してから、1年勝負の中でやっていくと、その決意は変わらず今シーズンもその思いでやってきました。4連覇、そして悲願の日本一と、そういう目標の中で戦ってきましたが、その目標を達することなく、期待に応えることが出来ず、これは監督としての責任なので、申し訳ない気持ちでいっぱいです。みなさん長い間お世話になりました。ありがとうございました」とコメントを発表した。
監督としての4年間の通算成績は715試合で398勝303敗14分、勝率.568。選手時代から33年間着続けたカープのユニホームを脱ぐことになった。
(Full-Count編集部)