阪神がメッセの好投、福留弾でファイナル王手
福留「手応えはよかった」
セ・リーグのクライマックス・シリーズ(CS)ファーストステージ、2位阪神-3位広島は1-0という息詰まる投手戦を制した阪神が先勝した。
阪神はメッセンジャー、広島は前田健太の先発で始まった。両先発投手とも譲らず、試合は6回に入る。均衡を破ったのは阪神・福留孝介の一打だった。1アウトから広島・前田健太の150キロの外角低めのストレートをバックスクリーンへ弾き返した。
豪快なソロアーチに「手応えはよかった。3ボール1ストライクだったので思いきり行くだけだった」と福留。前田はがっくりと肩を落とした。
前田はこの回で降板。6回106球、7安打1失点。2番手には一岡竜司がマウンドに上がった。一岡は7回2アウト2、3塁から首位打者のマートンをショートゴロに打ち取り、ピンチをしのいだ。広島はその後、先発候補だったヒースを投入し、失点を防いだ。
好投を続ける阪神先発のメッセンジャーは8回、先頭の代打・田中に四球、走者を2塁まで進められるも菊池や丸を打ち取り、お役ごめん。105球、4安打無失点の見事な投球だった。
阪神はクローザーの呉昇桓(オ・スンファン)が締めて勝利。12日の第2戦で勝利するか引き分ければ、巨人が待ち受けるファイナルステージ進出が決まる。
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フルカウント編集部●文 text by Full-Count