西武の春季キャンプ振り分け決定、A班にフレッシュな顔ぶれが揃ったワケ
ドラ1今井は雄星以来の高卒新人A班スタート、指揮官は「いろいろ吸収してほしい」
西武は23日、2月1日から行われる春季キャンプのA班(1軍)、B班(2軍)の振り分けを発表。19日に行われた全首脳陣参加の全体会議ですでに決定していた通り、ドラフト1位の今井達也投手(作新学院高)、同3位の源田壮亮内野手(トヨタ自動車)、5位の平井克典投手(Honda鈴鹿)、6位の田村伊知郎投手(立教大)の4選手がA班スタートとなった。
西武で高卒ルーキーのA班スタートは、2010年の菊池雄星投手以来、7年ぶり。さらに、2年目の多和田真三郎、野田昇吾、本田圭佑、國場翼(いずれも投手)、呉念庭(内野手)が初帯同となるなど、フレッシュなメンバーが顔を揃える。渡辺久信シニアダイレクター兼編成部長は、「下から突き上げてこないと、全体的な強化に繋がらない。長くいる選手にとっては、若い選手の台頭が刺激になり、危機感も感じるはず。その中で、競争が生まれてくれれば」と意図を明かした。
また、「グラウンド以外のところでも、多くのことが学べるのがキャンプ。若い選手には、いろいろなことを吸収してほしい」と辻監督。大卒でA班メンバー入りを勝ち取った田村は「プロ入りが決まってからずっと、最初の目標としてA班キャンプ入りだけを目指してやってきました。まずは、その結果を評価していただけたのかなと思います。1軍で活躍している投手の方々から、投球のことはもちろん、食事面、ストレッチやケアの仕方など、プロとして大事なグラウンド外での過ごし方も学ばせていただきたい。その中で、成長しつつ、自分の良いところもしっかりとアピールする、両方ともできるキャンプにしたいと思います」と、意気込みを語った。
全体のキャンプの振り分けは以下の通り。