WBC出場の青木宣親、米紙はアストロズの左翼レギュラー「筆頭候補」と予想

「堅実」な打撃に高い評価、「強くスイングしながらもしっかりコンタクトする」

 3月に開幕する第4回ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)で、日本人メジャーリーガーとして唯一、「侍ジャパン」に名を連ねた青木宣親外野手。第1、2回の優勝を経験している35歳のベテランには、日本を世界一奪還に導くリーダーとしての役割が求められる。当然、大会終了後には、今季から加入したアストロズでの活躍にも期待がかかる。

 2年ぶりのプレーオフ進出を目指すアストロズは今オフ、青木の他にも、ブライアン・マッキャン捕手(ヤンキースからトレード加入)、カルロス・ベルトラン外野手、ジョシュ・レディック外野手(ともにFA)と強打者を補強。激戦が予想されるア・リーグ西地区を勝ち抜けるか注目が集まるが、米全国紙「USAトゥデー」は、アストロズの戦力分析を掲載。定位置確保にアピールが必要と見られていた青木は、レフトのレギュラー候補1番手として名前が挙がっている。

 記事では、ポジションごとにレギュラーを予想。レフトの項目で真っ先に青木の名前が登場する。

「ウェーバーを経て獲得し、年俸調停を回避して550万ドル(約6億2500万円)でサインしたノリ・アオキは、他に左打者2人とスイッチヒッターが1人というチームにおいて、レフトの(レギュラーの)筆頭候補だ」

 このように説明。さらに、日米通算2000安打に残り35本と迫るベテランの打撃について、「強くスイングしながらもしっかりコンタクトするというアプローチで、アオキは驚くほどではないかもしれないが、堅実だ」と評価している。一方で、守備に定評のあるジェイク・マリスニック外野手もある程度の出場機会を手にする可能性があるという。

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