前田健太、地区S初戦で1回2/3を完璧救援&1ホールド目! ドジャースが先勝

ナショナルズ戦に3番手で登板したドジャース・前田健太【写真:Getty Images】
ナショナルズ戦に3番手で登板したドジャース・前田健太【写真:Getty Images】

2点リードで登板し追加点を呼び込む快投、19球中15球がストライク

■ドジャース 6-0 ナショナルズ(地区シリーズ・日本時間4日・ロサンゼルス)

 ドジャースの前田健太投手が3日(日本時間4日)、本拠地での地区シリーズ第1戦・ナショナルズ戦の7回に3番手で登板し、1回2/3を無安打無失点2奪三振と快投。今季ポストシーズン(PS)初登板で打者5人を完璧に抑える好スタートを切り、1ホールド目を挙げた。ドジャースは6-0で快勝。31年ぶりの世界一へ、まずは1勝を掴んだ。

 ドジャースは初回にマンシーの押し出し四球で先制。さらに、5回にはマンシーの一ゴロをケンドリックがタイムリーエラー。2点目を奪った。先発ビューラーは、ワイルドカードゲームでブルワーズを8回に逆転し、勢いに乗って敵地での地区シリーズに乗り込んできたナショナルズ打線を圧倒。6回1安打無失点8奪三振3四球というほぼ完璧な内容で、6回に代打を送られて降板した。

 ドジャースは7回、左腕コラレクがマウンドへ。左打者のソトを空振り三振に抑えると、続くケンドリックの打席で前田が登板した。1ボール2ストライクと追い込み、最後はスライダーでライトへのライナー。右翼のテイラーがスライディングキャッチした。続くカブレラは94マイル(約151キロ)の直球で押し込んで内野フライ。遊撃シーガーがつかんだ。

 コラレクと前田の快投でリズムを掴んだドジャースは、その裏にマンシーのタイムリーで2点を追加。前田は8回も続投すると、ロブレス、ゴームズをスライダーで空振り三振。最後はパーラをチェンジアップで一ゴロに仕留め、打者5人を完璧に抑えた。その裏に代打を送られて降板。19球を投げてストライク15球とストライク率79%の快投だった。

 ドジャースは、前田の代打ラックスとピーダーソンがソロ弾を放ってゲームを決めると、9回はケリーが抑えて快勝。ナ・リーグ最高の106勝を挙げ、ナ・リーグ西地区を7連覇して臨んでいるポストシーズンで好発進を切った。前田はポストシーズン通算4ホールド目。31年ぶりの世界一へ、今年もキーマンの一人となりそうだ。

(Full-Count編集部)

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