前田健太、完璧救援で快勝発進に貢献 打者5人を19球で料理「いいスタート」
1回2/3を無安打無失点2奪三振でホールド「内容も結果も良かった」
■ドジャース 6-0 ナショナルズ(地区シリーズ・日本時間4日・ロサンゼルス)
ドジャースの前田健太投手が3日(日本時間4日)、ナショナルズとの地区シリーズ第1戦で2点リードの7回途中から3番手で登板。1回2/3を無安打無失点2奪三振と打者5人を完璧に打ち取り、今季ポストシーズン(PS)初登板で初ホールドを挙げた。31年ぶりの世界一へ「いいスタートが切れた」と手応えを示した。
2点リードの7回、2番手左腕コラレクが先頭ソトを空振り三振に仕留めると、前田がマウンドへ。ケンドリックは右直に仕留め、カブレラは94マイル(約151キロ)の直球で遊飛。すると、打線がその裏に2点を追加した。
4点差となった8回も続投した前田は、ロブレス、ゴームズをスライダーで空振り三振、パーラは一ゴロと打者5人を完璧に抑える快投。前田はその裏に代打を送られて降板すると、ドジャースはさらに2点を加えて快勝した。
自身4度目のポストシーズン。2017年からはリリーフとして2年連続のワールドシリーズ進出に大きく貢献しているが、「1戦目に投げることができて、内容も良かったですし、チームも勝つことができたので、いいスタートが切れたかなと思います」と好スタートに確かな手応えを示した前田。わずか19球で打者5人を打ち取り「しっかりバッターと勝負できたと思いますし、自分優位に勝負を進めることができたので、内容も結果も良かった登板かなと思います」と振り返った。
ナ・リーグ最高の106勝を挙げ、ナ・リーグ西地区を7連覇。今年こそ、31年ぶりの世界一をつかみたいところ。ただ、まずはワイルドカードゲームから勢いに乗っていたナショナルズを地区シリーズで下すことしか考えてない。「しっかり初戦取れたのが大きい。明日まず1つ勝つこと」。リリーバーとして今年もロバーツ監督から絶大な信頼を置かれている右腕は、今後も重要な場面での登板が続きそうだ。
(盆子原浩二 / Koji Bonkobara)