田中将大、“超重量打線”斬りで優勝決定S王手! 5回1失点好投でPS通算4勝目
年間307本塁打のツインズ打線を5回7奪三振2四死球3安打1失点
■ヤンキース 8-2 ツインズ(地区シリーズ・日本時間6日・ニューヨーク)
ヤンキースの田中将大投手は5日(日本時間6日)、本拠地で行われたツインズとの地区シリーズ第2戦で先発。今季シーズン本塁打記録を更新する307本塁打を記録した“超重量打線”を相手に、5回3安打1失点と好投し、ポストシーズン通算4勝目を挙げた。打線は3回にグレゴリアスの満塁弾など大量7点のビッグイニングを作って、8-2で大勝。2年ぶりのリーグ優勝決定シリーズ進出へ王手をかけた。敵地ミネアポリスに移る第3戦は7日(同8日)に行われる。
田中が大一番で抜群の勝負強さを見せた。140キロ台後半のフォーシームを見せ球に、スプリット、スライダーでキリキリ舞いの快投を演じた。初回1死一、二塁では今季32本塁打を記録したロサリオをスプリットで一ゴロ併殺打に。先制点をもらった2回は1死からアラエス、サノーをスライダーで2者連続で空振り三振に抑えた。3回も1死からケーブ、ケプラーをスライダーで2者連続三振。試合の流れを作った。
打線は3回にグレゴリアスの満塁弾など打者12人の猛攻で6安打7得点。田中は4回1死一、三塁からガーバーに右前適時打を許したが、アラエス、サノーをスプリットで2者連続空振り三振に斬り捨てた。5回は10球で3者凡退に。5回83球(ストライク52球)を投げ、7奪三振1四球1死球、3安打1失点。ベンチでブーン監督ら首脳陣とがっちり握手を交わした。
試合前まで、過去5度のポストシーズン登板で3勝2敗、防御率1.50と好成績を残していた。10月の強さについて、前日4日の会見では「自分自身深く考えていないです。繰り返しになりますけど、自分が自分でいることが一番成功するためには必要なんじゃないかなと思います」と明かしていたが、自身初、チーム10年ぶりの世界一をかけた初陣で好スタートを切った。
(Full-Count編集部)