PS4勝目の田中将大をブーン監督が手放し称賛「本当に良い働き」
ポストシーズン通算6試合登板、4勝2敗、防御率1.54
■ヤンキース 8-2 ツインズ(地区シリーズ・日本時間6日・ニューヨーク)
ヤンキースのアーロン・ブーン監督は5日(日本時間6日)、ポストシーズン4勝目を挙げた田中将大投手に感嘆の声を上げた。田中は本拠地で行われたツインズとの地区シリーズ第2戦でスプリット、スライダーを武器に5回3安打1失点と好投。チームの2連勝に貢献した。ブーン監督は「彼はこのような状況で本当に良い働きをする」と称えた。
田中は140キロ台後半のフォーシームを見せ球に、スプリット、スライダーで快投を演じた。初回1死一、二塁ではロサリオをスプリットで一ゴロ併殺打に。先制点をもらった2、3回と3者凡退に抑えて試合を作った。大量リードをもらった4回に1点を許したものの、5回は10球で3者凡退に。5回83球(ストライク52球)を投げ、7奪三振1死球、3安打1失点だった。
変化球主体の投球で年間307本塁打のシーズン本塁打記録を作った超重量打線を封じた。ブーン監督は「自分の体やメカニックをよく理解して、ボールを多様に操ることができる。今日はとても切れがあったね。スプリットは良かったし、スライダーが特に良くてそれが(今日の好投の)要因だ。彼は、ミネソタに向けて、とても良い雰囲気を作ってくれた」と称賛の言葉を並べた。
ポストシーズンは通算6試合登板し、日本人トップ4勝(2敗)、防御率1.54。PS3連勝で、6試合すべて4安打以下、2失点以下に抑えたのは史上初だ。また、対ツインズ戦はレギュラーシーズンの5登板を含めて6戦全勝。防御率2.21と圧倒している。
チームはポストシーズンでのツインズ戦で12連勝。ポストシーズンでの同一チームに対する連勝はMLB新記録となった。敵地に移って行われる7日の第3戦。一気に2年ぶりのリーグ優勝決定シリーズ進出を引き寄せたいところだ。
(Full-Count編集部)