アストロズも突破に王手 奪三振王コールが衝撃投球、PS史上3位タイの15K
8回途中4安打無失点の快投、レギュラーシーズンから10戦連続2桁奪三振
■アストロズ 3-1 レイズ(地区シリーズ・日本時間6日・ヒューストン)
アストロズは5日(日本時間6日)、本拠地での地区シリーズ第2戦でレイズに3-1で快勝。2連勝でリーグ優勝決定シリーズ進出に王手をかけた。先発のゲリット・コール投手が8回途中4安打無失点15奪三振。前日のバーランダーに続いて、レイズ打線を圧倒した。
コールは初回、2死からファムに右前打を許すも、チェ・ジマンは空振り三振。2回は3者連続三振に仕留めた。3、4回も三振1つずつを奪って3者凡退。5回は三振2つで2アウトを取った後、ダーノーには左前打を許したが、キアマイアーは空振り三振に斬って取った。
そのまま8回まで毎回の15奪三振。110球を超えてからも100マイル(約161キロ)を投げ込む圧倒的な投球を見せた。打線は4回にブレグマンのソロで先制すると、7回にはマルドナードがタイムリー。この日のコールにはこの2点で十分だった。8回2死から四球を与えて降板となったものの、その裏に1点を追加。9回はイニングまたぎのオスーナが1点を失い、なおも1死満塁のピンチとしたが、最後はハリスが締めて逃げ切った。
ポストシーズンでの15奪三振は球団新記録。メジャー全体で見ても、ポストシーズンで史上3位タイの快記録となった。レギュラーシーズンは、メジャー新記録の9試合連続2桁奪三振で締めくくり、今季リーグトップの326奪三振を記録した剛腕。これで、自身10試合連続2桁奪三振という離れ業となった。