DeNA今季終了、続投のラミレス監督「何一つ恥じることない」 本拠地43勝に誇り
ラミレス監督は1年契約で5年目へ、苦しい序盤も2位で終える
DeNAは7日、クライマックスシリーズ(CS)1stステージ第3戦で阪神に敗れて敗退し、今シーズンを終えた。アレックス・ラミレス監督は南場智子オーナーから試合後に続投要請を受け、これを受諾。来季に向けて意気込みを口にした。
ラミレス監督は今季を振り返り、「何も恥じることがない」と何度も口にした。それだけやり切った1年間、「非常に得るものが多い年だった。前半戦では先発投手などで苦しんだが、交流戦で3つ貯金を作れたこと、後半戦で勝率5割以上の成績を残せたことが大きい」と納得の表情。「これを糧に、来年もっと強くなると思う」と既に来季への自信もうかがわせる。
シーズン序盤は苦しい戦いだった。4月中旬から10連敗、5月に入ってもさらに5連敗と、心が挫けてもおかしくない日々が続いた。そこから盛り返し、最終的には2位に着地。しかし「残念ながらもう一歩及ばなかった」と優勝を逃した悔しさは忘れない。来季はポスティングシステムの利用を発表した主将・筒香の不在という大きな穴もあるが、南場オーナーは試合後、「来年は優勝しかないですよ」とラミレス監督に“はっぱ”。指揮官は「もちろん」とこの期待に応えたという。
そのためには今季の反省点も必要だ。「色んなことがシーズンに起こった。どう先発を、リリーフを、野手を使っていたか、振り返って生かさなければいけない」とラミレス監督。「負けるのは3つのパターンだ。1つは監督のマネジメント、2つ目は選手のミス。3つ目はベストを尽くしたが、相手が上手だった時。いろんな観点から総括して、よりよいチームにしていきたい」と力を込める。
様々なことが起こった今シーズンの中でも、本拠地での43勝は大きな出来事だ。「12球団で一番の(本拠地)勝数。大勢のファンの前で、これだけの勝利を挙げられたというのは非常に誇りに思える」。来季も大勢のファンを喜ばせる活躍に期待がかかっている。
(Full-Count編集部)