オリックス2軍右腕が12球団最速紅白戦で好投、1軍昇格決めた22歳とは
両軍17安打の打ち合いで好投、福良監督「明日からこっち(1軍)でやらせます」
オリックスの福良淳一監督(56)が、満足げな表情を浮かべた。宮崎キャンプ4日目を迎えた4日、12球団でどこよりも早く紅白戦を実施。6回表までの変則ルールだったが、期待の吉田正尚が2本の二塁打を放つなど、紅白両チームで17安打が飛び出し、「積極的に打ちに行くことができた。正尚だけじゃなくて、みんな良かった」と活発だった打線に笑顔だった。
若手のアピールにも喜んだ。1軍キャンプに抜擢したドラフト7位の飯田大祐が2打数2安打。守備面でもミスはなく「十分じゃないですか。スローイングにしても、ゲームになっていいものを見せてくれた」と高く評価した。
この日、野手陣はほぼ1軍の主力選手が出場する一方、投手は2軍からのみ11投手が登板。その中で名前を挙げたのは、紅組の先発マウンドに上がったプロ2年目の青山大紀。智弁学園高からトヨタ自動車を経て、15年ドラフト4位で入団した右腕は1回を投げ、1安打無失点に抑えた。
昨年9月に1軍初登板したばかりの22歳について、指揮官は「真っすぐの力が強かったし、ストライク先行で投げていた」と評価し、「明日からこっち(1軍)でやらせます」と昇格させる考えを示していた。
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福谷佑介●文 text by Yusuke Fukutani