ソフトBの育成出身153キロ右腕が70球オール直球で好投「差し込めていた」
4年目・石川が長谷川、中村晃に好投「日に日に良くなってる」
ソフトバンクの石川柊太投手(25)が宮崎キャンプ第2クール初日の7日、フリー打撃に打撃投手として登板した。ストレートのみで70球を投げた4年目右腕は「いい感じだったと思います。初日から日に日に良くなっていっている。おととい(5日)よりもいい感じで投げられました」と充実の表情を浮かべた。
創価大から13年の育成1位で入団し、昨季途中に支配下登録された右腕。最速153キロを誇る武器の真っすぐは、この日も威力を発揮した。
まず、2013年に最多安打のタイトルを獲得している長谷川勇也と対戦。長谷川がマスコットバットを使用していたこともあるが、23球を投げて16スイングのうち、空振りが1度、ファールが8球となり、安打性はわずか1本だった。
続いて、中村晃と対峙して23球で安打性3本。「ハイテンポで投げたので、最後はキツかった」という3人目の牧原大成には24球で安打性6本、最後は右中間席へと運ばれた。
真っすぐが持ち味の石川らしく、ストレートのみながら、打者が差し込まれる場面も多く「差し込めていた感じはありました」と好感触。今季1軍初登板を目指す右腕は「しっかりした高さに投げられたら、ファールが取れる。変化球が入ってきたら、もっと勝負できると思う」と、A組キャンプで手応えを感じていた。
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福谷佑介●文 text by Yusuke Fukutani