飲酒運転&“逃走”のパイレーツ韓国人強打者、リハビリプログラムに参加へ
治療プログラム参加に姜正浩が同意、昨夏も性的暴行容疑と不祥事続きで…
昨年12月に飲酒運転で交通事故を起こし、現場から一時“逃走”するという不祥事を起こした姜正浩内野手が、リハビリプログラムに参加することに同意したと米複数メディアが報じた。
MLB公式サイトは「飲酒運転で逮捕されたパイレーツの姜正浩三塁手が治療プログラムに参加することに同意した」と紹介。代理人のアラン・ニーロ氏が、ピッツバーグの複数の地元紙に対してこの事実を明かしたと伝えている。
ただ、肝心の本人はまだコメントしておらず、プログラムの開始日や期間などの詳細は不明であるとも言及。パイレーツのブライアン・ウォーレック広報が、先月の段階で「彼が個人的に必要としている支援をしていくつもりだ。今シーズンに向けての準備も同様である」と話していたことにも触れている。
姜は昨年12月2日未明、ソウルで車を運転中にガードレールに衝突する事故を起こし、直後に現場を離れた。当初は同乗者が運転していたと主張したが、その後、姜が運転していたことが判明。韓国では、血中アルコール濃度が0.05パーセント以下でなければ飲酒運転とされるが、姜の血中アルコール濃度は0.084パーセントだったと地元メディアが報じた。
当初、今春のWBCに出場する韓国代表メンバーにも名を連ねていた強打者は、国内での強い批判もあり、最終的に除外された。地元紙「ピッツバーグ・ポスト・ガゼット」は先月末、姜正浩が予定通りパイレーツのスプリング・トレーニングに最初から参加できるかについても、微妙な状況だとレポート。さらに、「姜は昨夏シカゴで起こした性的暴行に関して取り調べを受けている。彼はこの件で告発は受けていない」と、飲酒運転の以前に起こした不祥事についても触れていた。
今季は三塁のレギュラー、そして打線の主軸の一人としても期待されているだけに、軽率な事故の影響がどのようなものになるのか、地元メディアも注目している。
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フルカウント編集部●文 text by Full-Count