DeNAドラ1浜口、雨で打撃投手の予定変更 直後に青空で「僕、晴れ男だと…」

急きょ雨が降りブルペンで53球、「ファンやチームの期待に応えることがプロの仕事」

 8日、DeNAのキャンプ地・宜野湾では、ドラフト1位左腕・浜口遥大投手(神奈川大)に注目が集まった。本来は打撃投手を務め、打者と対峙する予定だったが、急な雨で変更。ブルペンで変化球も交えて53球を投げ込んだ。

 主にストレートを意識して投げ込んだといい、本人も納得の表情。ほかにも、カーブ、スライダー、フォーク、チェンジアップを織り交ぜたが、自分のイメージを一球一球、キャッチャーに伝え、感想を聞きながら丁寧に投じた。

 ブルペンに入るのは、今キャンプ3回目。「下半身の体重移動の感覚をつかむように意識しました」と話す。また、「田中正義選手(ソフトバンク)のような、他球団のドラフト1位の選手みたいに期待されているわけではないので、それがかえっていいかもしれないです。地に足をつけて、プロ生活が始められる」と謙虚な姿勢を見せつつも、「やはりファンやチームの期待に応えることが、プロの仕事だと思っているので、ちゃんと活躍できるようになりたい」と決意も語った。

 この日は急遽、雨で予定が変更になってしまったが、ブルペンに入って間もなく、宜野湾は青空に。ドラ1左腕は「僕、晴れ男だと思っていたんですけどね。外で投げたかったです」と少し照れ臭そうに話した。

【了】

白井京子●文 text by Kyoko Shirai

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