ソフトB岩嵜、今季も「後ろでいくと思います」 打撃投手で好感触「いい感じ」
上林に柵越え許すもバットへし折る、「これまでと比べて充実してる」
ソフトバンクの岩嵜翔投手(27)が宮崎キャンプ第2クール2日目の8日、今キャンプ初となるフリー打撃の打撃投手に登板した。塚田正義、上林誠知という将来の中軸候補と対戦。計43球を投げ、安打性は8本。「ボールのかかりとかはいい感じだったと思います」と、上々の感触を口にした。
すべてストレートのみ。塚田には22球を投げ、安打性3本。上林には21球で2本の柵越えを含む5本の安打性の当たりを許したが、バットをへし折るなど、真っすぐの力強さを感じさせた。
「これまでの春キャンプと比べて充実している」と日々、ペースを上げている右腕。昨季はシーズン中盤から中継ぎに回り、終盤には勝利の方程式を任される、チームに不可欠な存在となった。今季も「後ろでいくと思います」とし、リリーフとして投げる覚悟を示す。
「アピールしないといけない立場に変わりはない」とカブトの緒を締める岩嵜。今季も、リリーフ陣に頼もしい1人が加わりそうだ。
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福谷佑介●文 text by Yusuke Fukutani