ついに1勝も、CS突破率は0%…阪神の“打のキーマン”は誰? 過去成績から読み解く
巨人はアドバンテージ含め3勝1敗、阪神は崖っぷちから大逆転なるか…
阪神は11日のクライマックスシリーズ(CS)ファイナルステージ第3戦に7-6で勝利し、1勝3敗とした。しかし次戦以降で引き分けか敗戦すれば即敗退。さらに過去のCSファイナルではリーグ3位のチームが連敗から突破したケースは一度もなく、突破率0%と、困難な状況は続いている。この危機からチームを救うのはどの選手だろうか。投手陣は計算できるだけに、今季の成績と過去のCSから打のキーマンを探ってみよう。
○今季の対巨人に強かったのは
レギュラーシーズンは巨人相手に10勝15敗と負け越した阪神。相手も豊富な投手陣を抱えるだけにその攻略も難しそうだが、巨人を得意とする選手もいる。レギュラー選手の打率5傑は以下の通り。
1 福留孝介 打率.365 8打点 4本塁打
2 マルテ 打率.339 8打点 3本塁打
3 高山俊 打率.275 6打点 1本塁打
4 糸原健斗 打率.259 9打点 0本塁打
5 木浪聖也 打率.254 9打点 2本塁打
福留は巨人からチームトップの4本塁打を放つ活躍で8打点を挙げている。今回のCSファイナルでは2安打にとどまっているが、3番打者として脅威の存在となりえるだろう。また大山はレギュラーシーズンで対戦打率は.205だったものの、2本塁打を放ち、チームトップの10打点を稼いでいた。今回のCSファイナル第3戦でも勝ち越しの一発が飛び出しただけに、今後にも期待が高まる。
また10打席以下の打者では、鳥谷が打率.429で2打点を挙げている。今季限りでの阪神退団が決まっているが、タテジマでの有終の美が飾れるか。また植田も代走だけでなく、巨人相手には5打数2安打となっている。